犬吠埼灯台は、関東の最東端に位置する銚子にそそりたつ白亜の灯台である。
イギリス人技師 リチャード・ヘンリー・プラントンの設計で、明治5年9月28日着工し、明治7年11月15日に初点灯した。
レンガが19万3千枚使われており、二重構造で120年の風雪に耐え、レンガ造りとしては日本二番目に高い灯台として、また第1等4面レンズを通じで110万カンデラという日本の灯台として、歴史的文化的価値が高く、世界灯台100選にも選ばれている。
銚子は、海流の影響による温暖な気候に恵まれ、昔から漁業、物資の交通の要衝として繁栄していた。沖合の海上は、海流地形の影響で海霧の発生が多く日本で唯一のエアサイレン方式の霧信号所が併設されていたが、昨今のレーダ等技術の進歩で2008年閉鎖された。
犬吠埼の美しい自然から幾多の文人、歌人、俳人が訪れて足跡を残している。
<設置点灯> 明治7年11月15日
<灯台高さ> 31メートル
<海面高さ> 52メートル
<光達距離> 19.5海里 約36キロメートル
<光り方> 単閃白光 毎15秒1閃光
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